モドル
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狂四郎2030一覧

愛がこれ程 難しいとは

 
 
片っ端から殺せば中に真の敵も居るさ!
 
 
これは名言。
 
 
 
 
キラーウルフ 白髪魔女伝 を見ました。
 
 
明朝末期、武術界の次期盟主と目される男が狼女に恋をする話でした。
 
幼少期に狼に襲われそうなところを狼女に助けられるところから始まり、
よくわからないシャム双子率いる邪教団との抗争やら、成長し邪教団に仕える狼女との再会、
セックス、私の事しんじてよね! うん、何が在ってもしんじるよ!!
と言うとても解り易いフラグ的なピロートーク、
シャム双子弟の狼女へのあんまり秘めてない想い、ひたすらうるさいだけのシャム双子姉、
で、なんだかんだで主人公と狼女は武術界/邪教団を捨てて二人で逃げようとか言い始めます。
狼女はいいけど主人公は無責任過ぎやしないか。
その後、武術界の師匠その他何人かが生首になり、
狼女がやったんだぜ!とだけ言い残して死んで仕舞う主人公の舎弟っぽい人、
狼女はやってないもんと言いますが、
主人公はアホなのでフラグ会話の事はすぐに忘れて狼女を敵と見定めます。 アホですこいつ。
狼女は狼女で、襲い掛かって来た武術界の雑魚をざくざく斬って行きます。
正当防衛とは言えヒロインっぽくないです。
その上、全身全霊を懸けてしんじるんだぜ!と言った主人公の言葉が
セックスしたさのテケトーなものだったと言うショックで何故か悪霊に取り憑かれます。
何故か白髪になります。 タイトル踏襲。
で、なんだかんだで、
シャム双子(言うまでもなく師匠その他を殺したのはこいつら)は切り離されて死に、
狼女はどっか行きました。
主人公は無駄に生きてました。
 
そんな話でした。
ウロ憶えで自分の捉えた様に書いてるのであんまり真に受けないでください。
 
 
主人公が、こう、たまに理想主義者っぽい不殺みたいな事を言ったりするんですが、
それに行動が伴ってない上に作中でこいつがやった事と言えば
師匠への反抗とセックスくらいのものなので、とても薄っぺらく思えました。

この日記冒頭の台詞は武術界の上の方の誰だったか(忘れた)に
主人公が「何故そんなに殺すのですか」みたいな質問をした時に返って来た台詞ですが、
正直、この台詞の方が説得力が在ると思えます。
狼女の事を信じられないのも、それは別にいいんですが、
信じられないなら信じられないでちゃんとした理由が欲しかった。
あんまり何も考えてない様に思えます。

あ、後、ピロートークの途中に狼女が
「私が老いて白髪になって仕舞ったらどうする?」 と訊くのですが、
それに対するこいつの答えは、
「不老の力が在り20年に1度咲くと言う伝説の花が在る、
 それを君の為に取って来てやるサ☆彡」でした。
だめだこいつ早く何とかしないと…、ってかんじです。
狼女も笑って済ませてましたがそれは違うだろとつっこんでやらないとダメだと思う。
それで、流石に冗談かと思ったら
全てが終わった後に実際にその花を守り続けてたのがちょっと滑稽でした。
あれ本当は本気だったのか冗談だったのかどっちだったんだろう…。
 
 
狼女は凶暴です。
雑魚を特に何の感情も無くざくざくナマスにして行くのはヒロインとしてどうなのでしょう。
邪教団に仕える狼女って設定だしいいのか。
でも、それならそれで簡単に人間の男と恋に落ちたって事に納得が行かなくなる。
何にせよ、個人的な趣味としては可愛いと思いますが。 ブリジット・リン綺麗だったし。
 
 
 
ラブがメインな話なのに、肝心のラブがこれではどうなんだろうなぁーと思いました。
せめて狂四郎2030くらいの話じゃないとラブストーリーとは認めないわよ!!
 
 
しかし、この何も得るものが無い話はこれはこれでけっこー好きです。
最近やってたテレビ放送を録画して初めて見たんですが、DVDに焼きました。
 
香港映画!ってかんじの良い意味でチープなワイヤーアクションも好き。
ピロートークの途中でびょんびょん跳ぶんですよ。 二人共が。 不覚にも噴いて仕舞った。