【あらすじ】
非常時の緊急避難用隠し部屋 『パニック・ルーム』 の付いた邸宅を購入したらそっこー使う羽目になりました。
…と言うような話ですが、引っ越して来たと思ったらどろぼうがやって来る冒頭の展開が速くてよかったですね。
訳ありげな家庭の母がどろぼうのち強盗3人と戦います。
娘も居るけど糖尿病の発作起こすだけの係です。
なんでも在りそうで食料や水は無かったり、壁に謎穴が開いていたり、
穴とか開いてるくせに携帯電話の電波は届かなかったリする、パニック・ルーム。
パニック・ルーム内に充満してる筈のガスが大幅には爆発しないとか素人に電話線繋ぐなんてむりとか
警官(しかも優秀っぽい)が旦那より大幅に遅れて来るとか、あいつなんで手挟んだのとか、
矛盾点等々も多々在りますが、おもしろかったです。
強盗の中にパニック・ルームを作った会社の社員が居たので仕方無いのですが、
隠し部屋としては機能しませんでしたね。
家中に罠が仕掛けられていて、それをパニック・ルームから作動させられれば、完璧だったのに。
影牢かな。 死人が出るホーム・アローンかな。
最終的にハンマーで強盗をブン殴ったのは面白かったけど、
あれボッコボコにボコされて腕まで折れてる旦那に銃持たせたりしないで、
ふつうに母親が銃で撃てばよかったのでは。
主人公である母メグがラストに見せる意味ありげな表情はまったく意味が解らなかったです。
あの場で何か展開が在るとすれば、
娘を助ける等の強盗の中では良識派な言動を見せたバーナムを助ける、くらいのものだけど、
単純に庇って助けたなら何か描写が在るだろうし、何なんでしょうね。
描けない描かない方が良い展開なら
「旦那を強盗の3人目に仕立て上げてバーナムを助けた」
…みたいなものが可能性としては残るけど、
バーナムが良識派だったとは言えそれは強盗3人の中ではの括りの中での話で、
そもそもあいつらが来なければ母も娘も平穏無事だったのだし、娘を助けたと言ってもマッチポンプ。
新しい女らしき相手も居たり等、軋轢が在っただろうと言うところまでは劇中の描写で判る旦那でも、
助けを求めたらすぐ来てくれたし、
そんなわけのわからない理由で謎の濡れ衣を着せられるとか、流石に無い、ですよね?
ただ、単に助かって安堵したとか家がメチャクチャになってつらいとかの表情では無さそうなので、
そんな妄想に近い話も、可能性だけなら在るような気がしてしまいます。
旦那、死んでる可能性も在りそうだったしね。 死んでたらいいってわけでも無いと思うけど。
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