良過ぎる程の天気に恵まれた、此処、O山陸上競技場。
未だ年度末とは思えない程の熱気は、
太陽の所為か、それとも此処に居る者達の魂から立ち昇るものか。
誰もが前を向いている。
これから自分が踏み締める地を、道を、見据えている。
ふと周りを見渡せば、知った顔も幾つか。
常連組には知り合いも多い。
新参の中にも見覚えの在る奴が居た。
今年はこの大会にも出る事にしたのか。
…あいつは疾いだろう。
しかし、俺は此処に居る誰とも闘うつもりは無い。
そう、マラソンは…、
自分との闘いだ。
空を吹き抜ける千の風にこの身を溶かし、俺は走る。
俺は、
俺達は、走る。
そう言う詩だった方が好みでした。 と言う話でした。
原詩だとどうとも思わなかったんですが、
去年からよく聞く歌の方の邦詩、あれがあまり良いと思えないんですよね。
過剰装飾と言うか。 感動に繋がらない。
まぁ、そんだけです。