夜、ベッドに入って枕元の本を整理して居たら、
ベッドの頭部側の柵が外れてぶらぶらして居る事に気付きました。
私の使って居るベッドは自分の身長より少し高いくらいのハイベッドなので、これは結構危険な状態だなぁと思い、柵を直そうとしました。
自分が上に乗って居る所為も在り、うまく行きません。
降りるのも面倒なので、そのまま引っ張ったり叩いたりしてみて、居たら、
布団と自分の乗って居る、ベッドのベッドたる部分、の、板が落ちました。
その部分(布団と人が載る所)は2枚の正方形っぽい板から成って居て、落ちたのはその内の1枚、頭部側の板で。
それでも何故か、落ちた板は床迄は落ちず、本来在るべき位置から20cm程下の位置で宙吊りの状態に。
上に居る私がそのまま寝たとしたら、頭部左側が異様に落ち込んだ貧血に優しい状態のベッドになりました。
其所で、本来なら、
「大変だ、すぐに修理せねば」とか、
「ああこれはいけない、取り敢えず今日は別の場所で寝て明日速やかに修理しよう」とか、
そんな事を思って、直ちにベッドから降りるのが定石の筈なのですが、
睡魔に大変弱く、寝惚けると元々弱いアタマが更に弱くなる私、
其所は潔く、
「あたし貧血だし丁度いいなぁー」とか思って、
そのまま寝ました。
…今思えば本当に何故そんな事をしたのか解らない。
思考能力無いにも程が在ると思います。
そんで、
「ああー、これもしかしたら寝てる間に落ちるかなぁー」とか思い乍ら寝て、
朝になりました。
目覚めました。
運良くベッドは夜と同じ状態のまま、落ちて居ません。
其所でやっと我に帰りました。
…盛大に焦りました。
大いに悩みました。
自分の身体が乗って居る板はぷらぷらして居るし、
ベッドはなんか心無し傾いてるし、
変な状態で寝たモンだから頭に血が昇って頭痛はするわ肩は凝るわで身体はガタガタだし、
起き上がろうにも何処に手をついて何処に体重を預けても危険だし。
しかも自分は今其所で全体重をベッドに預けて寝て居ると来たもんだ。
1時間くらい、目一杯悩みました。
その危険な状態のまま。
起き上がろうとすると更に危険だと思って。
結局、落ちる覚悟を決めてから起き上がり、運良く無事に下に降りられました。
それで家の庭に落ちて居たゴム槌を取って来て、ベッドを叩いて直しました。
…睡魔って、恐ろしいよね。